噛み合わせによって生体(全身)の正しい平衡と調和を取りもどそうという理論を研究し、実践しています。

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BBO研究会 [噛み合わせに関する研究及び治療]
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    顎位の設定・顎位誘導

    生理的な下顎の位置は生体信号並びに骨格構造、機能と形態より整体的(オステオパシー的)に設計しなくてはなりません。従って、咬合調整、補綴製作、歯列矯正、咬合のレベリング等において、咬合採得された下顎位を診査・設計し下顎位を決定します(設計に基づいて咬合器を用いて下顎位を決める=咬合採得を動かす)。
    顎位は頭位姿勢にも影響される様に生体、特に頭頸部、胸部、背部、肩部などの局部的緊張、凝り、炎症、疲労、歪みなどにより偏位するばかりでなく、骨格構造的、つまり下顎枝の長さが左右異なり、上顎骨の高さが左右異なり、側頭骨鱗状縫合のずれ、前頭骨、頬骨、涙骨、蝶形骨縫合の歪み、ずれ下顎頭の変形等の要因により大きく変形したり、位置異常を示すことが多く見受けられます。
    従って生体個々の生理的嵌合位(理想咬合位は仮定)は生体の歪みの度合いにより(基質的変化の程度)理想咬合位に近づけるべき診査がなされなければなりません。即ち個々の生体の嵌合位は嚥下位のバイトを可能な限り生体の許容される歪みを修正した位置に下顎位を設計することが最も重要です。
    BBOシステムでは上顎正中の計測と設定(口蓋縫合正中線の印記)、下顎正中線及び臼後三角の印記、規格模型の計測(解析・診断)、各種X-rayの解析・診断、不定愁訴要因と関連(診査表との整合性)、咬合器の設定と操作などにより顎位を決定します。

    健康な生体は常に地球の重力に対しバランスを保っています。動的、静的状態においても生理的に心地よい機能を営むことができます。
    しかし、生体の一部が歪み、偏位することは生体本来の生理的な機能を狂わせ痛み、凝り、発熱、不快感、等のいろいろな生体信号を発信します。これが不定愁訴です。BBOの顎位誘導法は骨格及びそれを支持する支持組織の歪み、偏位、変形を動的、静的にも正しい、快適な機能を営むことができる生体を回復させるために、顎誘導法及び全身の整体(カイロプラクティック、オステオパシー、歯科では顎位マッサージ)が必要となります。
    ヒトの構造の中で固定される部位があります。直立二足歩行するに体位姿勢を保ち、重力に逆らう足です。つまり、重力を受けている体重が足を地面に固定することになります。このため左右の足、腰は体重心の位置に大きく関わることになります。足に架かる負荷は頭位姿勢に影響します。その頭位姿勢を固定するのは上下顎の噛み合わせです。
    歯の噛み合わせは咀嚼運動の終末を固定し、停止する位置を生体に与えるものです。従って、噛み合わせの位置は上顎の歯の位置と下顎位が生理的に正しくないと常に周囲組織の緊張を引き起こし、体液循環を阻害したり、筋の付着骨を偏位させ、さらに変形を惹起することになり、生理的に生体を歪ませることになります。
    噛み合わせの異常は顎位の歪み以外に、咬合異常や顎運動時の早期接触が生理的歪みを生み出します。

    <<BBOシステムの咬合器と計測器による顎模型診断咬合再構成を口腔外、咬合器上で行なう>>