噛み合わせによって生体(全身)の正しい平衡と調和を取りもどそうという理論を研究し、実践しています。

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BBO研究会 [噛み合わせに関する研究及び治療]
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    からだの歪み、噛み合わせ(咬合)、全身症状について

    人体の骨格構造の歪みは筋及び靭帯の緊張を招くだけでなく、局部的組織の体液循環の阻害や、神経圧迫をすることもあります。本来、骨格構造は人体の運動機能的、重力的に左右対称性が高く、その安定維持の為の機構が整っています。
    すなわち人体が歪むということは、本来の人体機能を阻害しているため、生体の色々な機能に対しそれぞれ対応した信号(違和感)が病気として発症する前に現われるはずです。この人体からの信号(違和感)を機能別に分類し、歪みの原因を分析し、的確に対応することが予防医学であり病気の治療です。
    そして基質的変化には、病変まで進行している場合は適切な医学的処置が必要となります。それには咬合治療がもっとも有効です。体内圧力のバランスは大切ですが、生体の必要機能が維持できない箇所が歪みであり、体内圧力のバランスが崩れていることを自覚すると不定愁訴となります。

    噛み合わせのずれ、顎の偏位、噛めない、ということは咀嚼機能の低下のみならず頭位を変化させ、頸椎・脊椎・腰椎をゆがめることになります。また、それらは頭頸部の筋や周囲組織の過疲労、緊張、機能不全などによる血行不良、代謝不良を招き、頭頸部のこり、頸腕部の痛み、頭部や顔面部の変調を起こすことになります。さらに、頭頸部の緊張は脳硬膜の緊張を引き起こし、頸部のゆがみも加わり、脳脊髄液の環流を阻害します。その結果、脳の機能が低下し、全身各所の機能低下を来たし、種々の病的症状を招くことになります。
    従って、噛み合わせ(咬合)の改善を行うときには、今までの全身的なバランスを一時的に崩すことになり、短期間で種々の症状を呈することがある(好転反応)ので十分注意する必要があります。

    顎顔面頭蓋を家屋に例えると、歯牙は柱と例えられます。多数の柱の長さが各々異なれば、家は歪んだり傾いたりします。咬合面が1階、上顎水平板が2階、篩板が3階、頬骨が壁であり、下顎骨は土台として例えることができます。更に、舌は床板で舌骨は基礎(錨)ということになります。
    咬合面が1階で、その柱となる歯の長さが各々異なれば、1階にも2階にも歪みが生じます。咀嚼とは非常に強い筋肉の作用をもたらしますが、その強さを支える歯の長さが各々異なれば頭蓋、顔面や頸椎に歪みをもたらします。
    それはさらに頭位姿勢、骨盤姿勢、全身姿勢に歪みをもたらし、筋肉のバランスを歪ませます。歪んだ姿勢は運動能力の低下や各関節部の柔軟性と耐久性の低下を招きます。
    また、生命維持のコンピュータ-である自律神経は睡眠・免疫・循環・消化等の身体活動のコントロールを行ないます。その中枢は脳幹部と脊椎にありますが、頭蓋、頸椎、脊椎の歪みはこの自律神経の働きを混乱させます。
    これらのことから、噛み合わせはヒトの体質に大きく影響します。つまり、ヒトの遺伝子を“部品"、噛み合わせを“組み立て"と考えるとヒトは精密な生物機械となります。噛み合わせは全身の健康に対して甚大な影響を与えているのです。

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