噛み合わせによって生体(全身)の正しい平衡と調和を取りもどそうという理論を研究し、実践しています。

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BBO研究会 [噛み合わせに関する研究及び治療]
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  • BBO研究会 会長 山田 敏輔 [ホープデンタルクリニック・ラボラトリー/埼玉]

    BBOとはBio(生体)、Balanced(平衡)、Occlusion(咬合)の頭文字を取った略称で、BBO咬合理論とは頭蓋の支点や第二頸椎を顎運動の中心とした咬合理論です。
    BBO咬合理論による治療法は大きく二つに分けられ、その一つは咬頭干渉や早期接触を除去しながらBBO Plane(BBO理論で定めた咬合平面)に近づけるように上下顎の咬合平面を調整し、バランスの取れた顎位とスムーズな顎運動を目指し、新しく咀嚼位を設定する方法です。
    もう一つは姿勢維持位(安静位)を利用し、咬合圧で積極的に頭蓋や脊柱の歪みを取りながら姿勢を正し、生体と咬合の再構成を計る方法です。
    入門コースでは、生体と咬合との関係を理解して頂き、その関係が崩れた状態である咬合病や顎関節症・咬合不全症・身体の不定愁訴等の治療法の原則と考え方を中心に実技を加えて臨床上すぐに役立つ様に解説します。
    BBO咬合理論は、咬合の基礎を含め、スプリント療法だけでなく、解剖学・生理学・生化学・人間工学などを基礎に、ヒトの理想的な咬合状態とはどの様にあるべきかを考えています。小児の咬合誘導から総義歯の悩みまでも解決に結びつける咬合理論なのです。


    BBO研究会副会長 小林八洲男 [小林歯科医院/長野]

    人間の身体は力学的なバランスで成り立っています。頭部はテコの原理で支持されていて、支点は後頭顆の位置にあります。BBOはこの支点を中心とした咬合理論であり、気道の確保を最優先しています。心身の病気の本体は身体の『歪み』なのです。
    この歪みが神経・血管を圧迫したり、自律神経失調症や不定愁訴と呼ばれる状態の原因となったりします。その神経が知覚神経なら痛みを感じ、運動神経なら力が入らなくなり、自律神経なら内臓の働きが悪くなったり、血管なら部分的な充血や貧血が起こります。
    ところが、身体の力学的な歪みは西洋、東洋医学で軽視されている一大盲点なのです。
    もし、我々、歯科医師が咬合力(姿勢維持位)を利用し頭蓋・頸椎・脊椎の歪み等を正すことが出来るなら、新しい分野の開拓となるでしょう。近来、噛み合わせや顎関節症を中心にマスコミ等で話題になる機会が増え、患者のニーズは増しています。歯科医師はそのニーズに応えなければなりません。
    BBO研究会セミナーでは、生体における咬合の歪みをどの様に捉え、再構成すべきかを従来の咬合理論と比較し、解り易く解説致します。顎関節症、下顎の限界運動のみの再現では機能回復もせず、症状も軽減しないのです。咬合とはどの様にあるべきか、どの様にすべきかを、臨床例を示しながら解説し、理解して頂きます。
    また、受講生自身が咬合病・顎関節症であり、不定愁訴等があるのなら、咬合器上での模型の計測・顎位・X線写真・姿勢等から診断し、治療方法を指導致します。早期接触や咬頭干渉があるのなら、咬合調整で削合すべきなのか、高径が不足している箇所をスプリント等で挙上すべきなのか、咬合とはいかなるものか、BBOセミナーで理解を深めることが出来るでしょう。


    清水歯科医院顎咬合研究所 院長 清水 敦 [清水歯科医院 顎咬合研究所/埼玉]


    いわゆる顎関節症の治療を医局員時代からよくやってきました。合わせてマウスプレパレーションとしての限局矯正もやっていて、顎の反応や症状の変化というモノに注目してきました。
    その結果、巷でよく使われるスプリント療法に疑問が出て、整体療法や心理学、カウンセリング等の勉強をしたりもしました。
    でも、BBOで咬合平面のことや咬合高径、筋肉について再認識することとなりました。スプリントに対する疑問が氷解した瞬間でした。整体で骨盤調整をした直後に下顎位が大きく変化した自身の体験も、貴重なモノとなりました。
    歯科医院にはいろいろな方が患者として来られます。ただ歯牙を治すのみならず、スプリント治療も駆使して、そこからさらに改変を必要とする症例もあるのです。
    そんなときに歯列のみならず顎骨をもコントロールできたら、治療の成果はもっともっと上がってゆくでしょう。
    『お口は健康の入り口』とはよく言ったモノです。ではお口の健康とはどんな状態でしょうか。歯があればよいですか。上下の歯が当たっていることですか。お口とはそんな単純なところではないですよ。顎関節症も歯列不正も最近話題のOSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症)も実は繋がっていると聞いて、“そう思う”という先生は、すでにこの治療法の入り口に立っています。BBO治療は自分が元気になりたい先生にも、家族や患者のためと思う先生にも役に立つ治療法です。
    J.MewのOrthotropicsとBBOとは根底で共通するモノがあります。そこで、噛み合わせをずっと見てきて矯正治療をやっている立場から自分として、「成長期からの顎矯正誘導を重視し、その人の本来の姿に近づく事を目標にBBOとFacial Orthotropicsの融合をめざして、Bio-Balanced Facial Growthを提唱」しています。
    この治療法は実にやりがいのある方法だと思います。私たちといっしょにやってみませんか。


    BBO研究会 講師 倉石 實 [長野テクニカルセンター/長野]

    BBO講習会で 技工を中心に講師をさせていただく倉石實と申します。
    「咬み合わせ」の勉強を山田敏輔先生に教えていただき30数年が過ぎました。山田先生のとこにお邪魔して二ヶ月後に「咬み合わせ」と全身姿勢、症状の関係を指摘され驚いたのが、つい数年前であったようにはっきり覚えております。私は元気になりたくて指導されたようにスプリントを装着しました。
    なぜかと申しますと、小さな頃より すぐ扁桃腺を腫らし、熱を出す弱い人間で3.10.14歳と腎臓病を患い、安静だ、塩分だ、食事制限だといやな思い出しかない神経質な私は「健康」というものに人の何倍もの強い思いがあったからです。 28歳頃、咬合高径不足を補うためにスプリントを装着し始め、上顎の咬合平面を理想に近づけるように治療を進めると全身姿勢の変化がはっきり出てきました。猫背で胃を圧迫して調子の悪い私が背中がスート伸びて 腰も胃腸も非常に調子が良くなったのです。現在60歳で全身姿勢も良く、病気一つ無く検診のデータも良好な生活ができていることは昔の自分からは信じられない姿なのです。
    私は母(88歳)の義歯、子供の咬合育成等々にBBO理論を使い勉強させていただきました。 その後 BBOの考えを生かしたく歯科医師をくどきました。
    25年前は「宗教」でもやっているのかと相手にされない時期が長かったものです。時間は要しましたが、義歯を理論的に製作するうちに患者さんに評価され「BBO」講習会を受講された先生、「腰痛」を治したくて受講された先生、顎関節症の診断治療の効果から受講され現在も大きな成果を上げられている先生などBBO研究会に残られておられる先生がたは、個性的な診療をされておられます。
    子供からお年寄りまで「咬み合わせ」をコントロールする考え方、方法がBBO理論にはあります。また良い姿勢となり人間元気に生きられることは長年経験してきた私が言えることです。 現在健康を害していられる先生、40代過ぎにも元気で過ごしたい先生は講習会を受講されてはいかがでしょうか。
    術者が元気でなければ仕事は楽しくなく、患者さんの病気の面倒などみれないのは当然と思います。